2015年7月2日

50%の実力と3%の覚悟

8月の実戦に向けてチマチマいじって最終仕様に組み上げたマシンを、昭和記念公園のサイクリングコースに持ち込んで細かなセッティングを行った。DHバーは公道では危なくて集中出来ない。ファミリーの多いのを覚悟していれば、車や逆走車や歩行者のいないクローズドコースはやはり安心です。ましてや自然ゆかたな公園の中を疾走するのは格別に気持ちがいい〜。
日曜の朝イチ、案外空いていて走れる。ただロードで走ってるのは僕一人。エアロメットまでカブって気合いの入った出で立ちでビミョーに浮いてる、かな。親子連れを追い越すのには人一倍神経を使い、驚かさない様に優しく声をかけたりした。

周回ごとに止まって、サドルの上下前後、DHバーの出、アームレストの配置からドリンク系と寸法調整の試行錯誤を繰り返す。それなりに有意義に詰める事ができたのだけど、同時に不安も抱えてしまった。デローザに比べて明らかにスピードが乗らない。10%以上の差を身体が感じる。どうしてだろうか。ベアリング系のヘタリかな。BBは見えない事を良い事に最近のシールドタイプにしてるし。ハブやフリーも高級なグリースでしっかりオーバーホールしている。だけど...これが旧いマシンの限界かしら。
レースにはやっぱりデローザで出ようかなと揺らいでしまった。
しかし一週間、良~く考えてみると原因は重量に違いない。当時モノのDHバーは明らかに重い。ディスクもギブリじゃないので重く踏み出しでキツい。このコースの高低差は大した事ないけど、常にアップかダウンしてる。シフトチェンジも頻繁。その度に脚力の無い僕には重さを御し切れていなかったんじゃなかろうか、という結論に達した。
本番は木更津の自衛隊基地内部で滑走路を使ったフルフラットなコースで行われる。走り出してしまえばこのマシンでも行けそうじゃないかしら...と気を取り直し始めている。笑える程の楽天家。

オリンピックディスタンス51.5キロは僕にとってのアイアンマン。はたして完走できる可能性はRossinにしたことで53%にダウン。一度だけ完走したことがあるというだけの軽薄な余裕分は見事に吹き飛んだ今日この頃です。

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