2013年1月30日

カブが上がる


2CV、妻のオモチャが納車なって3日目です。
僕はスキーに行っていたので初対面。
ボディーの工作は昔よく遊んだブリキのオモチャ並み。なで回してると手が切れそうだ。2気筒!空冷水平対向!へ〜〜。

さてボクの番だ、と初めてセルを回してみた。
軽く元気なモーター音が続く...来ない?。
しばらくジタバタしてどうにかプルプルしだしたんだけど力無い回り方...ペダル煽ってないとストールしてしまう。
それでもカブリが取れないかと、むりに妻と近所ドライブに出てみるが、案の定マトモに走らない。流れの半分程の速度でも、この風体だと怒られないのが笑えるな。
昨日までは調子良かったのにと、妻は顔色ない。

嗚呼っ、排気温度警告灯が点灯。
路上ストップっす( ̄▽ ̄;)。
プラグを疑って抜いてみる。多少燻ってはいるが濡れてない?。
路上なので自分で解決するしかないのだが、ワラを掴みたくて秘密基地に電話してみる。チバちゃん~おせ~て。

容疑者はキャブだ!。ガソリンが僅かしか流れてこない様子。
さそく格闘開始、ガスタンクの錆、ポンプ、ストレーナーと点検してゆく。ニードルバルブ、ん?詰まってますねっ。
見事に犯人逮捕です。妻に抱きつかれる♡。
やれやれ、初日からコレかよ~(-_-;)。

なんだか頬がゆるんでる...僕は今、嬉しいんでしょうか。

追伸、また詰まった!!!

2013年1月15日

雪中の数学問答

正月の山ごもりにと、お似合いな書物を持って行った。
「フェルマーの最終定理」
一人、雪の中で長い夜を過ごすのにふさわしい強力なオーラを持った題名だろうとアマゾンでゲット。僕は、とくに数学は正直あまり得意ではない(こう書くと仕事の信用を減らしそうだけど、本業の計算はこれ程難しくはないので心配無用)。
その得意でなかった僕が、教科書以外で初めて読んだ数学の本です。

山小屋の裸電球の下で最初のページを開ける。17世紀から350年間もの長きに渡り解明できなかった超難問にまつわる時代背景や、これを解いたワイルズの人生が、殆ど数式のないまま、すばらしく鮮明に表現されていた。へたな創作文学等が近づけない数学界の最も神秘的なドラマです。
ちょっと興奮してしまう程の書物だった。
読書趣味の無い僕にあっても、独りの夜が短いと思える程、驚異的なスピードで読めてしまった。そうしたら読み終えたのが残念に思えて、もう一回ちゃんと読み直そうと、今日最初からめくり直し始めている。少ないとはいっても象徴的に出て来る数式部分もちゃんと向き合って理解したいと思っての事だ。
そう思わせる本に出会えたのが嬉しい。

知り合いに数学者が居るんだが奴が何考えてるのか少し判って来た。

2013年1月6日

2回転半ヒネリする

正月は、いつもの山小屋に独りで籠っていました。
ほんと寂しいんだよね...嬉しいぐらいにね。
夜やる事といえば、iPodかけて本読みながら酒飲んでメシ食うか、寝る...だけ。
雪に半分埋もれた小屋は真に静かです。

還暦になる年に入りました。
今更ですが脚習いに、スノーボード始めました。数度履いた事はあったけど、ちゃんと向き合うのは初めて。
1日目けっこう苦労する。
左右の脚が拘束されてる様だし、リフトの乗り降りではドタドタだし。散々コケた!転がって2回転半ヒネリっす。どうも軽いむち打ち症みたいで首が痛い。
2日目は要領が判って、楽しくってしょうがない状態に到達。
クマさんがユンボで造ったハーフパープにも入った。何ができるってわけじゃなく、ただ通過するだけだけどね。
でもパイプの底から見る景色は凄かった。
選手達のワザの凄さをかいま見る。
あの壁の上へ飛べる様になりたい....初夢。

何か始める新鮮さを改めて味わう。