2015年1月18日

セクシーポーズ

すっかりお散歩バイクになっていたRossin。
ついにトライアスロンレーサーとして復活です。
当時ものに拘ったのパーツ選定、中古で安いのはいいんだけど探すのがたいへんでした。

サドルはユニカニトールプラサドルにかなり大きめの穴を空けてみた。一度は穴空きで仕立てたが、ぜんぜん似合わない。そこでパッドと皮を通しで張って隠してみた。なかなかGoodだが、厚いパッドでボッテリ太ってチとブスっ子になってしまったか。好きなコンコールコルサでも造ってみようかしら。

ディスクホイールは安い出物に巡り会うのに一年かかった。古くてもギブリには手が出なかったな。まあ景色的に十分だろ。
このホイールは本来6速対応だったのか7速ギアだとディスク面に当たってしまってフリーが効かない。1.2ミリのピアノ線を環にして簡易なシムを造って組んだ。シムの特注も課題です。

ハンドルはITMデュアルだが、コレに入る細いブルホーンが無い。LA84が入らない。削ってしまう勇気がない。
ユックリ探すつもりで国産新モノで我慢ガマン。
オサレに、ニーパッドにもサドルと同じ皮を張ってます。
デルタブレーキのイモネジがこのリノベでついに嘗めてしまった。現在では規格外のM7㎜6角のイモネジだ。ヘキサレンチだって3.5㎜だぜ。特注出来るかもしれないがいくら掛かるかわからないので、M7ステンボルトを入手してマイナスドライバー仕様にて製作した。これが使えるイケル!ドャ。
バーエンドシフトはCレコのWレバーを使いたくて、シマノ7速バーエンドのブラケットを削って組んだが、出来がかっこわるいので要改造案件。
ギアは7速クロス(12~18T)を前50Tで漕いでみたいのだけど、チェーンリングは無いらしい。この際造ってもらおうかと検索中。
何はともあれこうしてカタチになった!。
ウットリです。

最近のかっこいいカーボンバイクを見てつくづく思うのだが、有機的造形である人体を乗せる台座としては、無機質直線的で繊細なパイプ組が最も人体を美しく際立たせられるんじゃないだろうか、とね。当時の写真で、筋骨粒々の選手がすごーくセクシーに見えるのは僕だけかしら♡。

ディスクに空気入れるのがこんなに大変だったとは。本日息子はセンター試験。1人では入れられずテスト走行に出られな~い...とほほ。

2015年1月8日

農業という芸術

こんな米が在る。
こんな酒が在る。
米屋も酒屋も知らない少量生産地消の際物だ。
首都圏に残る農家って、ほぼ不動産屋みたいに思っていたのを恥じたい。我が市内の農家数人、7人だったかな、有機とか、エコとかよく知らないがそういう認定を取ろうと努力していた。取得の為には生産量が激減するそうだ。その上で天神様のお祓い付きというブランドで勝負するんだって。
はにかんだドヤ顔に感動した。

今年のウチの正月餅はこの畑の餅米で突いた。表現し難いが、これが米の新鮮さ!を感じれるピュアなモノに出来上がった。
一家騒然。
数十年、いろいろ試したが勝るモノ無し!。
農業だってモノ造り。努力次第が出来に出るんだな、マジです。
最近こういうのが嬉しい。
縁もゆかりも無い遠くのブランド品より、なぜか喜びをかき立てる。
流通の問題?
(別な話だけど。僕は栃木の従兄弟が造ってる米を食している。当たり前のコシヒカリだけど、何故か旨い。米屋では買えない味なんだな。米の流通ってどうも?)
いいや鮮度ここに極まれリ、ってやつに違いない。此処の農協には保存冷蔵庫が無いので暖かくなったらだめだろうって...。

酒は、こういう一般食用の米を、小さいタンクを持つ奥多摩の酒造メーカーに頼んで仕込んでもらったそうだ。五百..とか山田とかいうけど、案外に遜色無い出来に仕上がってる。
糖質はほぼ分解され辛口の部類。少々過ぎたか酸味が舌に残るのが残念だけど、純米の芳香は嫌みの無い中庸な仕上がり、パワーは無いけど飲み飽きのしない物に出来ている。
今、コイツを飲みながらシミジミつつ綴っている。
まいったなぁ。

こういうのをヒイキという...では済まないな。

2015年1月6日

ガラクタとは言わせない

今年のお正月は長い。
末っ子の受験で家中静まり返っており、僕だけ遊びに行ける雰囲気は無い。従って数十年の恒例正月スキーはキャンセルと決めた。
雪と遊べない辛さを紛らわす様に、実に仕事が捗っている。
仕事ってコレだけどね。
 倉庫の奥から出て来たブツを見て、すぐボクの顔が浮かんだという知り合いからの頂き物の時代物扇風機。
動かないのでレストアする事にした。
まずは分解。
モーター周囲をばらすと結構なホコリが詰まっている。最近新聞で旧い扇風機の火災が問題になている。擦動部や通電抵抗による加熱がこうしたホコリに引火しての事の様で、丁寧に取り除き、軸受け等のグリスを塗り直す。
配線は、被覆がボロボロで漏電しそうな状況だったので交換。
自動首振り機能は、リンケージが無くなっていて特殊なボルトが折れている。首のスペーサーも無い。これでは再生不能、首振りは諦める。

バラすと内側から元の塗色が出て来た。
当時らしい薄いグリーン、実にいい色だ。
(昔33でこの色の750ジュリエッタと出会った事があったな、あの時は危なかったな...。)
こんなイイ色なのに、痛んだのを嫌ってか前所有者が黒のツヤ消しにスプレーしてしまたのだ。何と乱暴な!。
悩んだ挙句、元色に戻す事にする。
ラッカーシンナーで元色を残し黒だけ落とす様に洗う。
相当に苦労する。
出て来た状態はそれなりにハゲのある使い込んだジャンク品レベルでした。
それでも良いんだなぁ~。
1955年ナショナル製、真鍮の製品プレートも出て来た。
新しい物にはその時代に挑戦する勢いがある。それも魅力的だが、寿命を超えて時代を超えて長く生き抜いたモノには次元の違う価値が伴って来るものなのさ。塗装ハゲさえ愛くるしい景色と思えるじゃないか。
僕のハゲは...愛くるしいと言われた事は無い(涙)。

さてさて問題の電気に取りかかる。フレーミング左手の法則以来、電気との友好関係を絶って来たがこいつ程度の仕組みはどうにかなる...新しいコードで元の通りに戻せばイイんだ、簡単なことだ?。

こうして出来る事を全てこなして全体を組み上げた。
プラグを持ってコンセントに構える。爆発する?かもしれないので家中のパソコン関係のコンセントを抜いた。
慎重に差し込んで...厳かにスイッチを入れる...プル、プル、プル...恐ろしくユックリと羽が回り出した。

快ぃ感!

追記:さっそく仕事場のサーキュレーターとして使い始めていたら...10分程...急にパタパタと倍速で回り出した!。
おいおい、何がどうなってこうなるのか(汗)???大丈夫だろうか?。