こんな米が在る。
こんな酒が在る。
米屋も酒屋も知らない少量生産地消の際物だ。
首都圏に残る農家って、ほぼ不動産屋みたいに思っていたのを恥じたい。我が市内の農家数人、7人だったかな、有機とか、エコとかよく知らないがそういう認定を取ろうと努力していた。取得の為には生産量が激減するそうだ。その上で天神様のお祓い付きというブランドで勝負するんだって。
はにかんだドヤ顔に感動した。
今年のウチの正月餅はこの畑の餅米で突いた。表現し難いが、これが米の新鮮さ!を感じれるピュアなモノに出来上がった。
一家騒然。
数十年、いろいろ試したが勝るモノ無し!。
農業だってモノ造り。努力次第が出来に出るんだな、マジです。
最近こういうのが嬉しい。
縁もゆかりも無い遠くのブランド品より、なぜか喜びをかき立てる。
流通の問題?
(別な話だけど。僕は栃木の従兄弟が造ってる米を食している。当たり前のコシヒカリだけど、何故か旨い。米屋では買えない味なんだな。米の流通ってどうも?)
いいや鮮度ここに極まれリ、ってやつに違いない。此処の農協には保存冷蔵庫が無いので暖かくなったらだめだろうって...。
酒は、こういう一般食用の米を、小さいタンクを持つ奥多摩の酒造メーカーに頼んで仕込んでもらったそうだ。五百..とか山田とかいうけど、案外に遜色無い出来に仕上がってる。
糖質はほぼ分解され辛口の部類。少々過ぎたか酸味が舌に残るのが残念だけど、純米の芳香は嫌みの無い中庸な仕上がり、パワーは無いけど飲み飽きのしない物に出来ている。
今、コイツを飲みながらシミジミつつ綴っている。
まいったなぁ。
こういうのをヒイキという...では済まないな。
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