2014年9月28日

初物で一杯

ほろみのり
初耳である。北海道で品種改良された新種だという。北海道は早い、今期新蕎麦の初物として取り寄せてみた。
粗挽き粉で~す。

ん~n、水分を欲しがるタイプ。
でんぷん質の多そうな香りがたつ。
生粉打ちで53%ほどかな。
つながりは弱く扱いに神経を使う。

中細に仕上げて、少々薄味に仕立てたツユで頂きました。
風味は弱い。新蕎麦としてはちょっと物足りない感じです。
味わいは北海道らしくサッパリしたものだけど、好みに合う。
美味しい。
妻にツマミ作らせて飲みながらダラダラ茹でていたら、そう1時間過ぎたころから麺が切れ易くなって来た。

信州はいつかなぁ...

新蕎麦はボジョレーヌーボー的幸せ。いつもながら酔っぱらいのいい加減な蕎麦は、出来映えより楽しさ頼りなのさ。

2014年9月9日

最終章

セルフビルド、13年の春から始まった拙宅改造計画。
もう1年半の月日が経ちました。
建物自体はほぼ終えています。といっても、増改築部分の話で、全体の塗装工事は手がつけられていないのが現実。でもさっそく僕も妻もそれぞれの仕事の接客で使い始めております。
妻はこの上なくご機嫌です、ほっ。
最後の問題が部品。
イスが足りない。
テーブルが足りない。
カーテンどーする。
エアコン入れなきゃ。
当分Alfa Romeoの車検は取れそうに無い...(涙)。

20年前に入手しておいた秘蔵のチーク無垢板がある!。いつかはテーブルに仕立てようと押し入れにネジ込んであったのを引っ張り出した。さすがチーク、ほとんど狂っていない。表面にカンナを掛けると艶やかなチーク色が出現。ウットリです。
しかし1枚板としては残念であるけど初めから入っていたセンター割れが難題。テーブルにするには割れが進行してしまいかねない。そこで、割れを止める為の埋木を加工しました。
紫檀をチョウチョ型に切って象嵌の様に嵌め込みます。「チギリハギ」という日本の古典的な手法を見よう見まねでやってみたのです。いい名称じゃありませんか。そしてヒビ補修でさえアートにしてしまう処に感心してしまうじゃありませんか。
こういうところに日本的な感性が浮き彫りになる、いい国です。陶器の割れを金で埋めたり、材木でも割れも腐れも受け入れて景色にしてしまうところが憎いです、我々。

このテーブルで飲む酒はさぞや、だよね。