2013年5月20日

暗を覗く

知人が出演するというので鑑賞しに行った。近代美術館/絵画展「ベーコン展」での土方氏直系の弟子達による舞踏公演です。
現代舞踏を鑑賞するのは初めて。この流派、暗黒舞踏と言うのだそうだ。スローな動きでゾンビの様に床をのたうち回る。限界的に特異な表情。全筋肉を総動員した微細な表現。全身化粧で真っ白。ベーコンの絵画から人物が飛び出してきたら確かにこう踊り始めるに違いない...と。
これを舞踏といえるのか、理解が追いつかない。かき乱され、さぐり、組み立ててみようと試みてももどかしく、終盤になっていつの間にか納得し、感情が震え、最後には涙があふれてきた。

この後で肝心のベーコンの絵画を鑑賞したのですが、脳みそがヘトヘトでまったく集中できず、なんだかただの散歩になってしまった。順序が逆だったかな。
しか〜し上の空で歩く展示場の中、土方巽本人の古い動画展示に思わず氷付いた。
先ほどの目の当たりにした実演を越えて、更に大きな衝撃...。
舞踏、刮目する必要がある。

2013年5月13日

燃え尽き症候群


氷川丸の海はまさに檜舞台。

雨上がりの早朝、静けさに頭を冷やされる。
今日は夏日...。これから鈴なりの観戦者の前を、桟橋から船まで2往復っす。

去年から始めたトライアスロンですが、わずか2戦目にして最も華々しいレースに参加してしまいました。
横浜一番の観光地の山下公園で、世界選手権大会のサブレースとして、翌日同じコースで行われる大会です。あまり難しく考えずに首都圏で出易いかな、なんて気軽に申し込み。
この種の競技では一番ショートなスプリントディスタンスです。
とはいっても案内や報道に触れる度、プレッシャーが...。

まあ、トニモカクにも無事完走(汗)。
明け方までの雨で水温が18度。
フクラハギが冷えでやられたのか疲労をランまで引きずってしまい、タイムは良くなかったんですが。順位もそれなり、自分らしいレースが出来たかなって気分。応援に来てくれた悪友達とサポートしてくれた妻に顔が立ったってもんです。

快感!を通り越して今日は気が抜けた様になってます。水泳大会ではいくら頑張ってもこうはならない、トライアスロン特有の後遺症。

2013年5月2日

1/43のオリジナル

モノは小さくても感じる物は小さくない。

娘が秘密基地からとんでもないシロモノを持ち帰って来た。
これは、Alfa Romeoマニアの或る作家が20年程前に作った作品。ずーっと基地の飾り棚に飾ってあった憧れの「フィギュア」である。金属ではありません。僕のクルマに触発されて作ったとかだったっけ...。
あげると言われていたのだが、ここにあるのが相応しいと思って持ち帰るのを避けていた。
懐かしいな〜アノ頃は僕のがまだノーマルに近く、コイツに誘われる様にレーシーにイジリ始めたんだな。何を隠そう、あご髭もコレに習ったのである。
久しぶりに見ると、イイな。
随分と追いついて来ていたんだな。
久しぶりにクルマイジリの虫が騒ぎ出して来た。

ココんところです 
横だしマフラー....。