2014年8月17日

関数がつくる風景って?

ゼータ関数の作る風景の0地点を秘密の小道に沿って北にたどるとリーマンの夢が証明出来るって!...何言ってるんだか、読み終えた今でもサッパリ解らない。

また数学の本を読んでしまった。
しまった、というのは、教科書以外で読んだ数学の本はこれで二冊目、これほど僕に縁がなかった世界は他に無いからだ。そんな事にどう興味を持ったのかよく自分を理解していないまま、何故かしら。
知らない世界の事に興味を持てた事が、それだけで価値がある様に思えている。数学音痴な僕が読んで、数の世界を垣間みれたのだ。内要は多分1/10も判ってないだろうし、上辺だけつらったに過ぎない事は重々承知しているが、そういう輩にも面白いと思える素晴しい本でした。難しい数式というより、数学者の人間的な側面への理解が秀逸。ずっと解けなかったリーマン予想。これからも何百年も解けないだろう究極の課題に取り組むロマンチスト達の生涯に感動です。
数学って1+1=2という事でしょ。左脳さえあれば事足りる、コンピュータが発達すれば無くなってしまう様な分野だと思っていたのだが、研究者達はかくのごとく未だにそしてこれからも求道者の様だし、新しい発想を求めて芸術家の様でさえあったのだ。

数の世界とは究極のアートなのかもしれない。僕も最初からもっとまじめに向い合っていたらどうだっただろうかね。

読むのに4ヶ月もかかった...ホッ。

2014年8月4日

百見は一行にしかず


軽井沢で還暦の友人達と避暑を楽しんだついでに、何とカーリングを体験することになった。

チーム◯◯だとか、最近はTVで目にする機会が増えているが、実物は見た事も無いし、やった事ある知人もいない僕らに取っては未知のゲームです。漬物石みたいなのをツィーと滑らして、コツンと当てて..,.ボーリングみたいだし、ペタンクみたいだし、かなり簡単そうな印象を持っていました。いや、はっきり言って舐めてました。

いざ、指導員の指示で氷上へ。
専用の靴がおもしろい。片足はゴム底で滑らない様になっている。もう片足はプラスティック底でツルッツルのスベスベ。この靴で氷の上に立つのがすでにヤバい。
まずは転び方!から練習です。
次には身体ごとツィーと滑る練習。バランスが取れなくてあのかっこ良いポーズにはほど遠い。繰り返しの練習でどうにか滑る感覚が身について来る。
ようやくストーンに触らせてもらう。
20㎏もあってかなり重い。滑る靴履いていては扱うのが一層に困難。いざ押し出すのには全身の力が必要でした。スポーツ音痴な妻ではハウスという的まで届かない。TV観戦では舐めた口聞いていたのに、必死です。
氷は表面が細かい凸凹に加工してあって、ストーンは思いがけずに良く滑る。そしてよく曲がる。敵のストーンを狙ったって当たるのはほぼまぐれ的。TVで見るビリヤードの様な正確さなんて考えられない程。そしてハウスの中にピタリと止めるのは至難の業です。
最後があのブラシかけ。
汗飛ばして必死にはきまくる。しんどいです。プロは数メートルもコントロールするらしいが、我々の動き程度では50センチぐらいが関の山だそうだ。

何はともあれ、見るとヤルとじゃ大違い。ルールを判っても、作戦通りに楽しむには、かなりの経験が必要なのがよく判りました。こりゃハマりそう。きっと流行るんじゃなかろうか。

コ~ンという音が身体に響いて気持ちいい〜。