2014年8月17日

関数がつくる風景って?

ゼータ関数の作る風景の0地点を秘密の小道に沿って北にたどるとリーマンの夢が証明出来るって!...何言ってるんだか、読み終えた今でもサッパリ解らない。

また数学の本を読んでしまった。
しまった、というのは、教科書以外で読んだ数学の本はこれで二冊目、これほど僕に縁がなかった世界は他に無いからだ。そんな事にどう興味を持ったのかよく自分を理解していないまま、何故かしら。
知らない世界の事に興味を持てた事が、それだけで価値がある様に思えている。数学音痴な僕が読んで、数の世界を垣間みれたのだ。内要は多分1/10も判ってないだろうし、上辺だけつらったに過ぎない事は重々承知しているが、そういう輩にも面白いと思える素晴しい本でした。難しい数式というより、数学者の人間的な側面への理解が秀逸。ずっと解けなかったリーマン予想。これからも何百年も解けないだろう究極の課題に取り組むロマンチスト達の生涯に感動です。
数学って1+1=2という事でしょ。左脳さえあれば事足りる、コンピュータが発達すれば無くなってしまう様な分野だと思っていたのだが、研究者達はかくのごとく未だにそしてこれからも求道者の様だし、新しい発想を求めて芸術家の様でさえあったのだ。

数の世界とは究極のアートなのかもしれない。僕も最初からもっとまじめに向い合っていたらどうだっただろうかね。

読むのに4ヶ月もかかった...ホッ。

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