2016年8月10日

目から鱗

恒例の軽井沢で夏休み。
浅間山に登った。
毎年来ていて友人を誘うのだが誰も付き合ってくれず、今年ついに念願が叶った。でも噴火警報レベル2。火口から2キロは入れない(涙)。それでも行こうと娘グループに誘われて敢行する。
浅間山荘からスタート。第二外輪山を越えて山頂を望む樹木が低く少ない場所に入る。すると雲がかかって雨粒が落ちて来た。そして雷が多いとは聞いて来たが、まさか頭の上を雷鳴がグルグル回っている感じ。怖くてこれ以上は進めない。逃げる様に下山した。
たいした山じゃない的に言われるが、どうして地形の変化も楽しいし、日帰り登山にはちょうど良い行程だ。
来年の登頂を誓う。

翌日は、中軽井沢駅前で代々続く有名な蕎麦屋へ蕎麦喰いの友人を連れて行く。ご覧の通り、凄いもりそばが出て来た。長さは10センチ程に切れていて、幅は3ミリ〜10ミリとバラバラ。これが売り物かと目を疑う。20年前に来た事があるが、もう少しは揃っていた記憶。そしてたいして美味く無いと思ってきたが、悪化してるかしら。
30人は入ろうかという店内で昼時は行列も出来、長テーブルに詰め込まれる。前回同様がちゃがちゃしい程のにぎやかさ。酒は一人1本までしか頼めない。さっさと喰って出てくれ的な空気だ。それなのに生粉打ち(と思う)で出す気合い。かなり高齢の主人と職人さんが麺打場でほぼ休み無く格闘している。
すげ~。
完成度の高い東京の名店とは対極だ。細かい事言わずにいいから喰ってみろと言わんばかり。
で...美味しかったのだ。
いいんじゃない。田舎で、田舎の感性で昔からやってきた通りにゴツい蕎麦を出す。カタチ何ぞ気にかけずウソの無い仕事をする。こういうのアリだなと感心した。

僕の蕎麦も改めて見直そうかしらと、衝撃を受ける。

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