2011年8月2日

青天の霹靂

とうとう富士山に登った。
最初に登頂を夢見たのは20年程前の事。いろいろ調べて、目に余る混雑ぶりと環境の汚染に驚いてしまい遠ざかっていたのだが、友人からの誘いと飲んだ勢いで意を決した。
アラ還5人組のズブな素人パーティーが心細い。
明け方3:00に五合目をスタートし、昼に登頂、降りてきたのは16:00。
日帰りトータル13時間。
さすが最高峰、楽ではない。
手まで使ってよじ上る場所も少なくないし、ひたすらの下りは辛いだけ。登りは難行、下りは苦行、軟弱者の懺悔には十二分だった。
七合目では御来光に思わず手を合わせた。
もともと足腰には故障も多く自信がなくて、陸上系スポーツや山には全く縁がないハズなのだが...
楽しみより、相当な不安を克服するのが最重要課題で、水泳やウォーキング、サイクリングと足腰の鍛錬に、十分過酷?と思える訓練を積んできた訳だが...
知らない事ばかりで、耳学を重ねた稚拙な準備だったが...

好きでもない不向きな事に挑むのはどうだろう...中々興味湧かないし、努力しにくいし、財つぎ込みにくいし、時間も取りにくい。
が...故に、達成できたとき、期待していない思いがけない喜びが振って湧いた様に舞い降りて来る。
そんな体験をした貴重な一日であった。
どうも、苦手だからこその何かってあるようですね。

ううっ...筋肉痛。

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