2016年1月8日

日々の食卓

これが最後だとしたら何が食べたいか。
そんな何処かで良く聞く陳腐な問いかけが頭をよぎる。
シンプルなモノを想ったり、はたまた食べた事が無い豪華なモノが浮かんだり。心惑うものだが、一度引いてみれば結局、そんな問題じゃないのでどうでもイイのである。

僕の心臓がしぼんでしまいそうだった最中に、息子に出されたこのどうでもいい病院食を見た時。普段の食こそ大切な絆だと改めて思った。

僕が何気なく...おいしいか?。
早くお母さんのゴハンが食べたい..。
お母さんが...何が食べたい?。
何でもいいよ。
アレは?。
何でもいいよ。
そう、あれが好きだったじゃない?。
何でもいいよ...。
此処を出られれば...。

しばらくして幸いな事に帰宅が叶った。
クリスマスに間に合って七面鳥を囲むことが出来た。
突立てのお餅も、毎年の通りに。
年越し蕎麦。
手作りのオセチ。

食べる事(物じゃない)を大切にして行こう。
今夜は七草がゆかな?。

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