2017年11月22日

一件落着

なんだか久しぶりの車ネタだな。
それだけ何事も起らなかったのが嬉しいやら寂しいやら。
今回の2CVトラブルは先月の南会津出張にまつわる長距離移動で、高速運転中(とは言っても80~85㎞巡航です)に突然アイドリングしなくなってしまった件である。加速も巡航も何の変化も無く問題無しなのだが、スロー系が機能しなくなった症状であった。また、そう判断したので自宅まで運転し帰宅。

さてSOLEX、とはいっても2バレルキャブは初めて。HAYNESのマニュアル見ても?。寒いし、ばらさずに出来る事を試みてみた。クリーナーで取りあえず見える範囲で各部洗浄。スロージェット、FUELフィルター、ミクスチュアボルトを抜いて経路を洗浄。おやおや?燃料がシミ出て来る?のに気付いた。え~、キャブ廻りのボルト類が全部!緩いではないか。マニへの取り付けボルト4本は均等に軽々15度は回る。キャブの蓋ボルト5本も同様だ。負荷が掛かった時だけ染みてるよう。これだけ染みてれば臭ったはず。いままで何故か気が付かなかった。
年かしら...嗅覚までいかれたのかと少々落ち込む。
また、クリーナーをキャブ下部に吹き付けるとアイドリングが変化する。エアーも吸ってるみたいである。マニ接触部と、おやスロットル軸受け部もあやしい。
前任者は相当締め込みがユルイ方だったらしい。
ガソリンですからね気が付いてよかったです。
こうした試みにて乗れる様にはなったが、まだ本来のスロー機能は完全復活しない。
しょうがないので、キャブを外して丸ごと洗浄することを決心。
エアクリBOXはずして、ツールが掛からないのでオイル注入口もはずして...久々にボンネットの中で楽しいゲームです。
そっくり外して、全部バラして丸洗い。
新たな難問に突き当たる。フロート室にけっこうな量のゴミを発見。何かから剥離したような薄い5ミリ角程度の異物がユラユラしてる...思わずニヤリ、犯人にたどり着いた。
無事逮捕。やれやれ、オーバーホールを済ませサッパリしたキャブを組んでお見事完全復活です。いや、トラブル以前よりフケの印象が少し良い方向に変化したみたいだ。僕の場合旧い車だし、チャンと治るってあまり覚えが無いが、実に溜飲が下がる出来事でした。

2CVはガソリンタンクは樹脂製で錆びないはず?。
キャブにも細かいメッシュのフィルターがある。そこには全くゴミはなかったし。
勿論エアークリーナーもある。
ココに何処からどうして入ったんだろう?。ナゾである。
程度の良い個体でバラした形跡はないようなので組み立て時の事か?。素人的に緩いボルトトルクから考えるに前任者メンテ中の不注意だとも言えようか。
まぁ30年の経過の中でいったい何があったのか、すっかり灰色になった脳みそで考える程になぞは深まる...。

愛も深まる♡。

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