2013年12月9日

流行語大賞は「ヒ・ミ・ツ」

電気ブラン、名前くらいは随分前から知ってはいたが、やっとお目にかかる事が叶った。
この日は同期の連中と女房連れで下町散歩付きの忘年会です。

2時にスカイツリー駅に集合。
集まってみると何と全員すでに酔っていた...。午前中、僕も妻も仕事だったので完全に出遅れてる、改めて皆の凄さを認識する事となったのは不覚と言うのが相応しかろうか。
そういう連中をあやす様に幹事役に煽られてスカイツリー入り口までたどり着いたが、案の定の行列。早々に80分も待てないからヤメようとなった。いまさらソラマチも水族館もいらないし、ライトアップも待てないと捏ねる奴、苦労しただろう幹事役のスケジュールが、予想出来た事だがいとも簡単に却下となった。
幹事君ご機嫌斜め、やれやれである。
そうして下町散歩が始まった。
気心の知れた仲、皆好き勝手な事いいながらの珍なる道中。
その掛け合いの中、誰が言い出したか皆の足は神谷バーに向かった。

たしか太宰治だったよな、また読んでみようかな。

大正チックな外観、期待を持ってドアをあけ、少々驚く。
想像していたバーらしさとはかなりかけ離れた空間が広がっていた。
一応、奥に形ばかりな小さなカウンターも在るのだが、広い店内は何処かの昔のデパートの食堂みたいだ。
ずらっとならんだそれらしいイスとテーブルに、皆、相席。
休日の昼だからなのかは知らないが満席です。
入り口には食堂らしいガラスケースに、食品サンプルのつまみ類が並んでいて分り易く、飲み物も食べ物もぜんぶ食券形式だった。
しかしここは浅草だ、こういうのがモダンだった時代からのスタイルだろうか、と、小さなカルチャーショックを伴った喜びに変わる。
もう気分は完全に観光客ですね。
お目当ては¥260円、想定外に安い。と言ったって酔っぱらいの偶然的思いつきなので想定もあったわけじゃないが、店内の印象もひっくるめて出て来たソレに皆かなり感激した。
アルコールはキツい部類。味わいは...ブランデーらしさを基調としてるのだが、甘ったるさが押さえられ、嫌みの無い香味が程よく口当たりがいいし飽きのこない類だ。
欧州ではアブサントだし、日本ではコレだな...と、酔いの回った芸術家気取りの僕を納得させる完成度でした。
食券嬢に聞くにはブランディーのカクテルということ。詳細は門外不出の「秘密」だそうですよ。

2 件のコメント:

おかんの頭の頭 さんのコメント...

電気ブラン!

元愛単車の箱にはこの名がカッコ良くついてまして、お気に入りでした。

でも下戸なんだよなぁ私・・・

スカイツリー展望からみる景色は、田舎者にはまさに電気ブラン的でした。

コーシロー さんのコメント...

登ったのですね。僕はまだなので単独で行く事にしています。もうすぐ順番が回ってE/Gオーバーホールです。やっと動かせる!春が待ち遠しいです。おかんさんのイベントにも行けるといいな。