2014年10月20日

老体も鞭打てばまだ使える

トライアスロンもついにオリンピックディスタンスへ突入した。
3種合計51.5キロでやんす。
今までの2倍です。
尋常ではない、馬鹿げている。一応自分でも解ってる。トラやってる以上一度は出なければと思っていたのと、もうそろそろ限界的年齢なので、これ以上引き延ばすのも困難だと決断した。
完走した今、正しい判断だったかと振り返る。

案の定、死ぬ程、と表現したくなる程大変だった。
押さえて入るスイムの1.5キロに問題はない。良いポジションで次ぎに向かう。
最近調子の上がっているバイクだが20キロを超えた未知の領域に入ってからが辛かった。今までは大のお気に入りだったサドルが距離が長くなるとダメだと解った。痛みだして座る位置を始終変えてどうにかしのぐ、脚への血流が阻害されるのか、先の方からしびれて来る。立ち漕ぎを入れて解消を図るのだけど疲れて思う様にならない。DHバーを握る手の筋肉が痙攣して力が入らない。脚の疲労も酷いもんだった。ピークを越えると感覚が無くなってくるんだな。脚が無くなるってよく言うけど納得。8周回の4周までは絶好調のアベ30㎞オーバー、それ以降は1キロ、2キロと落ちてくる。最終回に至っては25㎞、進路も乱れてフラフラ状態で危なかったな。あと1周と言われたら回れたかな。
そんな状態でランに入る。
スポーツをハードにやってると脳に回る血流は十分でなくなり思考力が落ちて来ると感じる事が良く在るの。頭真っ白。だけど、脚は前に出る。望んでないことでも身体は動くのが凄いぞ、自分。
当初の目標が完走。それも絶対歩かないで走り切ること。
その為に押さえて押さえて。
最終周回でFinishゲートが見えて来ても嬉しさがこみ上げて来ない。
あそこまで行けばヤメられる...。
そしてゴール.
脳みそがフリーズしてるのかな。不思議な感覚。
スプリントの時は嬉しかったし、感動もした。今回は達成感も感動も起らない。
ただ、あぁ~終わったな...。
もう僕の完全な、絶対的な限界だったかしら。

出て良かったな。
出る必要は特に無かったな。

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