2009年7月27日

超クールだぜ

(ゴール直前の図:浜前は防波堤があって波が無いけど...)
昨日は千葉の館山湾を横断する水泳大会に参加してきました。
ここのところの梅雨の戻りで心配だったけど、その予想通り過酷な条件でのチャレンジでした。参加した10年中で最悪。
前線に影響された風は白波を立てて正面から向ってきています。何度水を飲んだ事か。1年は塩ラーメン喰わないゾ〜。
晴れてたんだけど水温は主催者発表22℃!。沖合ではもっと低かったんじゃなかろうか。一般プールで30℃程の監理ですが、25℃を下回ると限界を見る事になります。
そうして見てしまった地獄。
スタートの浜から数百m出るとぐんぐん水温が下がり始め、しだいに四肢が硬直してきます。1㎞も行ったあたりから使わない様に気をつけていた脚が痙攣開始。まずは右から、ダマしだまし泳いでほぐし、今度は左。この時まず一回目の挫折、棄権という言葉が頭をよぎる。この大会はかなり沖合を通るんで安全の為3人組んで泳ぐのが条件なんです。ダメかと思って振返ると仲間が淡々と泳いでいるのが見え、気持を奮い立たせて前を向く...こんなことを繰り返し3回。
向こう岸が遠かった。
肉体的限界をフラフラ漂う様なチャレンジ。
感じるのはまぎれもない恐怖です。
2㎞も行くと手先は感覚が無い。3㎞あたりから必死に泳いでいても体中がガクガク震えだし止まらない。後1㎞という辺りから肘関節がキリキリ痛みだす。遅れている仲間を待つための立ち泳ぎさえ脚が痙攣してしまうので出来ない。3人が50m以上離れると失格なんでチームのバランスも限界です。
リーダー役の若者がウェットスーツ着て寒くないし経験豊富なツワモノなんで手負いのオジさん達を上手く導いてくれました。
完泳...2時間13分。
ゴールでは思いがけない拍手の歓迎。
参加50数チームのうち半数しかゴールにたどり着けなかったのです。
浜に上がると両足痙攣してしばらく立てなかった。
毎回馬鹿なチャレンジだと思ってはいるんだけど、今年だけは特別な価値をゲットです。

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