2011年10月17日

祭りの効能

招かれて「お祭り」というものをつぶさに見学してきました。考えてみればマトモに観るのは初めてかしら。
小平市民まつりだそうだが、ずいぶんと気合いの入った見事なものだった。大通りをホコテンにして参加者と見学者、出店で大にぎわい。町会ごとと思われるのだけど、それにしてはかなり立派な神輿がいくつも出て、そこらの神社顔負けの盛り上がりでした。
我がクニタチの全員参加オープンイベント型の市民祭とは趣きが正反対だね。文化を難しく語るよりワーッと盛り上がっちゃう、これアリですよ。

最も感心したのが皆のアデスガタ。
36回市民祭ですから、伝統というよりイイ意味でのファッションだろうけど、かなりの徹底度。いわばコスプレも文化的整合性?あるこういう方向なら不思議と違和感は湧いてこない。

祭りで拾ったファッションエトセトラ。皆さん真剣に楽しんでます。

パッチとか股引きとかいうパンツ。着物は平面なんてとんでもない、みごとな立体工作です。それもピッチピチでコンプレッション効果あるんだとか。サラシの腹巻きは担ぎ手必須の腰痛対策サポーターだった!。

おトーサンの手ぬぐいの冠り方が面白い。若者も手拭やタオルを冠ってるのを見かけるが、見習ったらウケると思う。
印半天は町名入りで町会ごとにデザイン違いの特注品。柄さえ合えば仲間です。

おネーサンのハチマキは前頭葉にチョコんと天使の輪。後ろまで回すのは野暮だったと納得。役に立つのと立たないのと、そのビミョーな狭間にオモシロイ領域が在るんです。

足元は雪駄に地下足袋、ワラジに裸足と様々です。
脚を踏み合うので下駄じゃだめなのだと気付かされる。
靴擦れのバンソーコーがあちこちに。

風呂敷のウエストポーチ、ナイスっす。
女子といえども祭りにだけは腰帯ですね。これをイナセと言うんでしょう。

アクセサリーかと思った木札は各地の銘入りで、祭り遠征の経歴を示す手練アイテムらしい。

枕木?背の低いオナゴが担ぐ時に肩に当てるスペーサー。女子といえども本気で担いでる気合いの証拠アイテム。
そういえば気分だけでぶら下がってるギャルの多いことったら♡。

2 件のコメント:

ヒロ さんのコメント...

ご無沙汰しております。
そちらは秋祭りなんですね。

ボクも担ぎ始めてまだ初めて数年なんですが、
とても楽しく担いでおります。

背が合わない時の肩あての存在は知りませんでした!
こちらの場合背の順に並んで担ぎ、
自分の背丈に合う所で担ぐので
あまり必要が無いからなのかなぁ・・・

でも、やっぱりお祭りは楽しいですよね!!

コーシロー さんのコメント...

ヒロさん
ご無沙汰です。来年からは担ぎに参加したいなと考えてます。見るよりは楽しそうだし。