2011年10月5日

怒濤の名曲

ずいぶんお世話になったグラモフォン社から創立記念アルバムが出た。僕にとってこの会社はクラシックと同義語。ジャケットの風格と黄色い銘板は象徴となっていて、是が付いていると安心してレコードを買えたものだった。
ドイツグラモフォン111、このグラフィックはコメントもはばかる眩さだが、中身は扱って来たアルバムから厳選されたという111曲が、誠っことまばゆい。流石なのだ、よくある何とか100選とは訳が違う。
だからなのか111だ。
CD111枚組BOX盤なのだ。
常々、僕は聞く曲の幅がきわめて狭い。クラシック愛好家と話していると話題に困ってしまう。ほとんど欠点だ。
そうして絶対買わないでいたであろう曲がイッパイ入っている。その割合は凡そ6〜70%にも及びそう、酷いもんだ。偏聴を自認する僕にとって、これは実はかなり嬉しい。
BOXはエライのでi-Tunesから抜粋盤をダウンロード。たった今から聞き始めているのだが、まだ6曲目、縁遠い歌劇、しかも○×なモーツァルトがイカッタ〜。
次から次へと曲の嵐、111枚を6枚にした抜粋盤のスピードに頭が追いつかない...
嬉しくて投稿。
食わず嫌いの中に思いもかけぬ好みを発見するというのは、確かにアルものなのである。

偏聴症の画期的特効薬です。


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