2013年11月2日

ツライ・お・も・て・な・し

広島から友が来た。
4年前、彼女を追いかけて広島に行ってから音沙汰なかったのに、何があったか久しぶりの上京。僕のサーフィン仲間...あれから乗ってないなぁ。
福島の友も来た。
シーズン中ずっと尾瀬の山小屋で働いて、offになって下山の帰り道。いつもまっすぐ返らないで我家に寄り道。相変らずの下ネタ親爺。
彼らと旨い酒を飲むには何がイイかと考えて、隠し芸の蕎麦と卓上天婦羅でおもてなし。
日本の蕎麦粉の原種系と言われる牡丹そば。北海道産新蕎麦です。
それの荒く挽いた粉で中庸な太さに仕立ててみました。
風味は強め、野性味あるエゴさが特徴。
信州系の上品な蕎麦もイイが、こういうクセの或る蕎麦の方が、酔っぱらい相手にはガツンと自己主張かまして面白い。

いつも困ってることがある。
生粉打ち(10割蕎麦)だと切ってから1時間も保たないでダメになるので、打ち立て茹でたてで出さなければならない。
アガリの蕎麦ってこの段取りが難問。
酒飲んでちゃ細く切れないし、ケガした事も或るし。
で〜も天婦羅をつついて酒を飲まない法はないっての。それを我慢する相手でもない。まして蕎麦屋じゃないし、こ奴らじゃ金を払ってくれるワケもない。
しかたなく小麦粉を2割入れての2/8蕎麦。
客が来る前に切り終えて茹でるだけにしておくのだ。一応、茹でたてで出せばカッコだけはつく。写真は、実は翌朝に残り物を茹でたモノ...心置きなく飲む時間が稼げます。

つなぎ粉を入れるのは蕎麦打ちのプライドに関わる蛮行です。でも酒の誘惑には抗し難いし...後悔残る一品をすすり込む(涙)。

美味しいって言われるのがツライのです。



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