2014年6月13日

辛抱を仕込む

梅の実も色づき始めてきた。
頃もツユ入り。雨の合間に待ちわびた収穫です。狭い庭ゆえイジメた樹ですが、樹齢35年で32㎏と十分な量となりました。
5年程前から始めた梅酒造り、いつの間にか恒例となっていい塩梅にハマっています。
今年のめまぐるしい天候の為でしょうか、梅の実がヘン!。成り方が違う。枝に列を為す様に整然と結実するのが、房のように集中的に実が集まって多く付いてる。数は例年より多いが小粒が目立ち、大きいサイズも混在していて今までで最も均一でない。
梅酒にするのにはどちらが向いてるんだろう。果肉の厚い方がエキスが多いのかなと判断して、梅酒用にはLサイズを選別してみました。
Sは梅干し用。残りで梅ジャムを仕込みます。使い切れない分は近所の方々にお裾分け。

最近は知り合いから注文が入る。酒の種類、糖分比などお好みに調整してお応えしています。
マーマレードといい何だかこの傾向が...心配。
近頃飲み屋でも梅酒が流行ってる。そしてすごく美味しい。でも個人ではあの領域にはどうしても届かない。
酒に関しては、壁は相当に高い。
それでもいい、ちょうど30年前次男誕生の記念として役所から頂いた樹だ。煩わしい手入れをし、結実をねらって剪定を工夫、等々 ペット並みに関わりを重ねたモノから頂けたご褒美、その喜びを形にするには酒が最も相応しいではないか。
こういう丸ごとを仕込んだ一品、名品にだって負ける訳は無い。

1年待つ辛抱がいっそう醸すのであ~る。

0 件のコメント: