2011年12月1日

アルファつながり

ひょんな事で、村上春樹著作の本を貰った。
僕は子供の頃から読書に縁遠いタイプの人間だった。というもの細かい文字がチラチラするし、特に縦書きには弱かった。そしてやたら目が疲れて集中し難かった。だから本に興味を持てないでいた。
歳いって判ったのだけど、目に問題があったことが影響しているらしい、遠視、乱視にetc.。そうして専門書は別として、娯楽で本を読むという事が無いまま今に至っている。
そんな僕が何で小説を?。老眼になってから設えた眼鏡の調子が良く(レンズ代が高い)、文字を嫌わなくなってきた事に加え、いつもノーベル賞で話題になる輩がどんなもんだか、実にミーハー的興味だけ。候補々々と騒がれてずいぶん長いような気がするのも増々興味深いし。
読み進む中、いくつかのエッセイで、30歳頃イタリアはローマに住んでいた事、オープンカーに乗っていた事、があって、ついにこんな挿絵に出くわした。まぎれも無いAlfa Romeoのグリル!。大橋歩のイラストはかなり抽象的ではあるのだが、慎重に分析すれば、105スパイダーじゃなさそうだ…今っぽいドアミラーが悩ましいが...時代性を考慮して、これはジュリエッタスパイダーだろうと判断した。
文中では、マニュアルシフトの格別さと、トスカーナの丘陵地帯でアルファを走らせる喜びを無上のものだと語っている。
ウンウン!イケてる。
ノーベル賞候補は、実は中々のカーマニアだったのだ。
万に一つの偶然のように縁がつながった今、といっても限りなく一方的だが、凄〜く親近感を覚えている。
ちょっと頑張って話題の長編小説でも読もうかしら、な〜んてね。

2 件のコメント:

おかんの頭の頭 さんのコメント...

私も縁遠い人ですが、村上春樹さんの書籍の中には他にも車人らしいところが見え隠れしてますよ~

っと書きつつ、書籍名も??ですが、がんばって探してみて下さい。

詩人や文化人が自動車特に欧州の車を好んで趣味としてるのは必然かもしれませんね。
どちらも日本の比ではない文化と歴史がありますし、車とゆうアイテムは財や人格だけでなく、気持ちや身分や年齢さえ表現できますもんね!

コーシロー さんのコメント...

僕らのAlfa Romeo、さてどうなってるんでしょうね。