2008年11月21日

二人の女


昨日は息子と連れ立って絵画鑑賞とシャレ込んだ。中々の人気らしく休日では混雑するらしいと、子供の帰りが早い平日を狙ってポンギまで遠征。4番目末っ子はまだ小学校6年生、でもそれなりに気に入ってるらしくマメにこんな事に付合ってくれるのが嬉しい。携帯の音声ガイド付けさせて勝手に回らせておいて、帰りにお気に入りのポストカードを3枚選ばせるのがお決まり。選ぼうとして自分の好き嫌いを中心にけっこう真剣に鑑賞してる。コイツ将来何になるんだろうか...建築はやめとけよなぁ。                     ピカソ、言わずと知れた現代絵画の巨匠、僕の大好物である。この展覧会は過去最大の規模と言い、油彩中心に約170点。でも多けりゃ良いってもんじゃない。こんなに在ったらチャンと味わいきれやしない。彼の絵を見てると元気が湧いてくる。強大なエネルギーにこちらもビンビン反応してしまう。そう見るだけで体力がいるんですよ。そうしてヘトヘトになってきて感動もうつろになりかけた後半、ある時期同時に付合ってた女の肖像が2枚並べて飾られていた。この企画の花だ。要所々々に山場をセットしてる、展示ディレクターも考えてるね〜。ほれ図版でも並らんでた。右が優しさが魅力で、左は知性的と解説にある。性格の違いがモロに表現に出ていて面白い。ピカソ、この二人にどちらが好きかせまられて、二人に喧嘩させるのを楽しんでいたらしい。悪趣味というか...僕に足りないモノを持っているのは明らかだ...。フと我に帰ったら...そうだ俺にもオンナが二人居た、GIULIAとSpider。たまの休日、この全く性格の違う2台、どちらに乗るか迷うのは確かに人生の楽しみになっている。僕もまんざらピカソと遠いわけじゃない...。

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