2008年1月8日

歳時記



お正月もようやく松が取れまして、いよいよ仕事初めです。長い休みでしょ。建築業界では普段休まないので、盆と松の内をきちんと休む慣例があるんです。でも、それが競争故か最近崩れてきてるのが心配。なんだか休んでると文句言われそうになってきてますがね、死守してゆきますよ。さて、松といえば、季節の行事を楽しむことで、より季節感を心地よく感じたいと常々思っています。近頃歳喰ってか一年が早く感じられるので、より大切にしたいんです。江戸の頃、庶民の歳時関係は毎月数回もあるほど大切にされていたらしいです。我が家もいろいろありますが、暮れには特に盛り上がっています。写真のようにシメ縄を自分で造ることハヤ30年かな(七五三縄とか注連縄って書くんだよね)。開業して神棚造ってからずっと休んでません。農家出もかくやの腕前です?!。ワラは近所の農家から、お返しのしめ縄一本で調達し、家族総出で友人ご近所様達と楽しんでます。べつに神道ではないですが、これ元々魔除けですからね。クリスマスの乗りで見境無く何でもこなします。昔、刑務所でスリには縄をなわせたらしく、これをやると鉛筆で繊細な線が引けなくなるんで仕事納めの最後のお努めにちょうどいいんです。以前は、宝船とかいろいろ凝っていて小学校に講師に出向いたこともありましたが、最近は歳の為かやけにシンプルです。Alfa Romeoにもデカイの付けてましたっけ・・・。このしめ縄も昨日外して、今度の15日のドンド焼きで御炊上げです。今日はやけに歳って単語が多いですねぇ。     しめ縄の翌日は餅つきです。これもナニゲに人気のセレモニーになってきて今年は30人にも膨れてきており、スペースも妻も限界みたい。たまたま通った知り合にも振る舞います。男手あれば有無を言わさず連れ込みます。ウス&キネは骨董屋に頼んでおいて田舎から安く持って来てもらったもの。すぐ脇で薪で餅米を蒸かしています。熱々フワフワの突き立てのお餅は最高。手作りのアンコや大根オロシ、納豆などで食べるのが人気です。ヤメられませんね。保存の立ち行かなかった昔から、今にも伝わる物たち全ては本来すごーく美味しい物だったのだろうねぇ。身近な物達が美味しいなんて嬉しい。御法度ですが、一度でいいから酒も造ってみたいものだ。きっと未調整の酒ってとてつもなく旨いに決まってるんだ・・・(案外試したことがあったりして)・・・。

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