2008年4月23日

男の隠れ家

本邦初公開になるのだが、先日訪れた手製の小屋を紹介しよう。  元々スキー客相手の「たいやき屋」だった建物が使われなくなってほったらかされていたのを発見し、思い切って申し出てみたことが発端。奇麗に使ってくれるならということでスンナリ了解を得ることが出来て、これを改造したものだったのだ。まあ、改造といっても、屋根は全て造り直しだし、壁の内外もやり直し、窓も新設しているのでほとんど新築に近い作業が係っている。その上、小さいのでクレーンで丸ごと吊上げてもらって便利な場所へ移動もしているのである。 工事は物が小さいからといっても遠い場所なので、友人の家に泊まり込みながらとか、夏だとすぐそばのキャンプ場で野営したりだし、廃材を見付けては段取るといった工事の為、思う様に運ばずだらだらと2年も係ってしまいましたね(まだ終わってない部分もある)。でもこの期間を楽しむことこそが価値。家族、2人の男の子とそれは楽しい日々が過ごせて、もしかしたら、こいつら私の仕事を継いでくれるかもと思いつつ造ったものでした。建物の名前はカメハウス(いちおう対外的には別荘と呼んおります)。完成なって冬来てみたらカメムシが大量に発生してしまい娘が大騒ぎしたたことに由来しています。以来10余年、風雪に耐えてよく頑張ってくれてます。内部は僅か6帖⁉ではありますが、6人と2匹が快適に過ごせる空間なんですねこれが。1階は半分が土間で半分が畳敷3帖の上がり間。脇には長いカウンターがあり、収納とコンパクトなガスレンジ&シンク(イタリア物のキャンピングカー部品)が備えてあり、中央のテーブルは畳で寝る場合に半分に折り畳めるようになっています。これで昼間の機能はバッチリな上、土間では2匹の犬、畳では私と妻と末っ子が寝られ、カウンターを踊場にして階段を上がればロフト3帖で3人の子供が寝れるようになっているんです。しかしどの計画にも多少の欠点は付き物。実はカメハウスの設備は電気だけ!水道が来てなくて、トイレもありません!。この地域は皆さん沢から水を取ってるんで、上流までホースを設置する計画なれば、畳床を上げるとトイレと風呂が飛び出てくるようにする最終的完成も〜大変なのでやる気ナイけど。  この10年、水はご近所さんからタンクで汲んでます。風呂は少し行けばいい温泉あるし、ロッジのトイレが24時間使えるし、まあ細かいことはどうにかなるものですよ住んでみれば ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・点が多いゾ。

0 件のコメント: